食事の時に、箸を落としてしまうような経験はないでしょうか?
朝、皆で食事をしている時に、今いる自分の状況がわからず、「ここはどこ?」なんて家族の人が言ったことはないでしょうか?
食事の時に、突然、箸を落としたり、ここはどこ?なんてことが起きてしまうと、聞いた人は、びっくりするものです。この突然の出来事から、約1時間ほどすると元に戻り、今あった出来事をすっかりと忘れているものです。
この他にも、歯磨きをしていたら、手がしびれて歯ブラシを落としたり、歩いている時に、突然、ひっくり返って頭を打ってしまったなど、でも約30分~1時間ほどすると元にもどるので、何にもなかったような気になってしまうものです。
何かおかしいとおもって医者に行っても、診察の時になったらなんともないので、わからないことが多いものです。
この皆さんが経験したことは、一過性脳虚血性発作といいます。症状が消えればたいしたことがないと思ってしまいますが、これがミスになるんです。こういった経験をしたことのある人の約半分は、2年以内に脳血栓を引き起こしてしまうんです。
脳血栓は、動脈硬化のために狭くなった脳の動脈に、血液の塊が付着して、血液が通れなくなってしまう病気になります。動脈硬化のなれのはてになりますので、発作が起きるまでに、かなりの時間がかかっているんです。
わかりますか?それだけ血管にダメージを与えるような食事をずっとしてきているんです。
このかなりの時間のなかに、一過性脳虚血性発作が起きるんです。血液の塊ができて発作を起こしても、幸いには塊はすぐに溶けてしまいます。だらから、一時的に治っているんです。ですから、一時的発作は、脳血栓の重要な前兆になっているんです。
今は、何でも美味しいものが食べれる時代になっていますが、実は、これが落とし穴になっているんです。カロリーの高い食べ物を何十年もかけて体にいれているので、血管の壁にはコレステロールがたまり、やがて酸化し、炎症をおこしていくんです。炎症が慢性化し、アテロームの皮膜が破れ血栓ができるんです。
血栓ができる場所は、体中にありますが、脳にできた場合は、脳梗塞になり、どちらかの腕に力が入らなかったり、ろれつがまわったり、足もしびれてくるなどの後遺症がずっとつづきます。
壊死した血管は、2度と戻らないので、運よく回復したとしても、不自由な体は、もとにはもどらないんです。
皆さんは、夕食を食べてから寝ます。そして朝になって、疲れがとれていますか?人間は、寝ている間に回復するようにできているんです、それが回復していないってことは、血液の流れが悪いってことなんです。けして年齢のせいではないことに気がついてください。
コロナに感染すると、血栓をあっという間につくっていますが、血栓を体中につくられるということは、どういうことになるかわかりますよね。皆さん、今すぐ、規則正しい食生活に戻してください。
1:青魚は、毎日、1匹食べていますか?
2:サラダ(レタス・トマト・アボカド・シーチキン・豆・パプリカ)などの野菜を毎日食べていますか?
3:フルーツ(バナナ・ミカン・パイナップル・キーウィ)などを1週間のサイクルとして食べていますか?
4:ヨーグルトなどを食べていますか?
5:キノコ・海藻などを体にいれていますか?
簡単に言うと、昭和の頃のような食事にもどさないと、誰でもあっという間に倒れるんです。友人・知人・近所の人が倒れたりしたら、食生活をまず、調べてみて下さい。倒れている原因は、食生活にあるんです。

