動脈硬化の怖さ

動脈硬化になるとどうなるか?

動脈硬化は、体の中の動脈が硬くなって血管の弾力性が失われることになります。例えれば、皆さんの家庭にある水まきホースを思い浮かべて下さい。新しい時は良いのですが、ホースが古くなってくると内側には、水あかやヘドロのようなものがたまっていき、やがて劣化して硬くなっていき、ひび割れたりしてきます。そのままにしておくと、ひび割れた場所から水が漏れるようなことになっていきます。

これと同じように動脈硬化になってしまった血管の壁にはコレステロールがたまり、進行すると血管の壁がもろくなって破れ、血栓ができて詰まったり、血管の壁自体がこぶのように広がって破れていきます。こうなってしまうと、体に重大な後遺症を残すようになってしまうんです。コレステロールは、すぐにはたまらず、皆さんが普段、好きな物(高カロリー)をたくさん食べてしまうことで、10年以上もかかって蓄積させてしまうんです。

動脈硬化の種類は?

種類は次の3つのタイプに分けられます。

1)アテローム性動脈硬化:動脈の内側にコレステロールなどからなるドロドロの蓄積物が血管の中に詰まったアテロームができます。これは、脳や心臓の比較的、太い動脈に起こりやすくなっています。

2)メンケルベルグ型硬化:動脈の中膜にカルシウムがたまってきて、それが硬くなっていきます。中膜がもろくなり、だんだん破れていきます。これは、大動脈、首の動脈、脚の動脈に起こりやすくなっています。

3)細動脈硬化:動脈の壁の3層全体が非常にもろくなり、破れやすくなっていきます。脳や腎臓の細い動脈に起こりやすくなっています。

動脈硬化の進み方

動脈硬化は、3段階に分けられます。近年の高カロリーの食べ物がたくさんあり、皆さん、好き勝手に食べていますので、過剰なコレステロールと酸化が動脈硬化を進行させていきます。

第一段階:長年かけて過剰なコレステロールを体に入れるので、血管の壁にコレステロールが入り込んでいきます。内膜と肉弾性板が接するところに、コレステロールがたまって脂肪斑をつくります。さらにコレステロールがたまってくるとアテロームができます。

第二段階:酸化でストレスでコレステロールが酸化し、炎症が起こります。アテローム中のコレステロールが活性酸素により酸化されて超悪玉のオキシステロールに変化します。こうなってくると、周辺の組織に炎症を起こし、内腔が狭くなっていきます。現在の、ほとんどの人がこれになっていると思われます。

第三段階:炎症が慢性化し、アテロームの皮膜が破れ血栓ができます。この状態でストレスが加わると神経の興奮により、中膜の血管平滑筋細胞が収縮します。すると、中を通る栄養血管が締めつけられ、内膜に血管が届かなくなって壊死します。薄くなった内膜は破れていき、破れた場所に血小板が集まって血栓ができます。血栓ができることによって、できた場所に大ダメージを与えます。

コロナに感染すると、第二段階から第三段階へのスピードがものすごく早くなりますので、あっという間に倒れてしまうんです。ほとんどの人が第二段階に入っていると思われます。

皆さん、思いあたることはないでしょうか?普段から高カロリーなラーメン・お菓子・ケーキ・焼き肉・酸化してしまっているお弁当などを普通に食べていませんか?もう、あなたは、第二段階に入っているんです!

例えば、仕事から帰ってきて、寝ます。次の日に体が疲れてだるかったりしていませんか?人間の体は、疲れていても一晩寝ればある程度、回復するようにできているんです。それが疲れがとれないってことは、血液の流れが悪いからそうになっているんです。早く気がついてください。